株価の動きを分析する方法には、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の二つの主要なアプローチがあります。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、企業の業績や経済環境を基にして株価の将来の動向を予測する手法です。具体的には以下の要素を分析します:
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企業の業績: 売上高、利益、負債、キャッシュフローなど
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マクロ経済環境: 為替変動、金利の動向、国内外の経済政策など
テクニカル分析
テクニカル分析は、過去の株価の動きやチャートのパターンを分析して将来の株価の動きを予測する手法です。主に以下の二つに分かれます:
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トレンド分析: 株価の上昇トレンドや下降トレンドの転換点に着目
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パターン分析: チャートの形状や規則性に基づいて予測
トレンド分析の手法
パターン分析の手法
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三尊型: 頭と肩の形をしたチャートパターン
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逆三尊型: 逆さまになった頭と肩の形をしたチャートパターン
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三角型持ち合い: 株価が狭まる範囲で推移する形
テクニカル指標
株価を基に計算された指標で、以下のような種類があります:
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出来高系指標: 出来高移動平均線、ボリュームレシオなど
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全体関連指標: 騰落レシオ、信用倍率など
【トレンド系指標の例】
(株)ジャックスの株価チャートです。白と黒で塗りつぶされひとつひとつの四角形をローソク足と呼び、株価の始値、高値、安値、終値を表している。。だいだい色の棒グラフを出来高といい、取引量を表している。緑の折れ線グラフが最もポピュラーなテクニカル指標の移動平均線です。
【オシレーター系指標の例】
阪急阪神ホールディングスの日足チャートです。赤色の折れ線グラフはオシレーター系指標のひとつでRSIと呼ばれるものです。オシレーター系指標は一般的にローソク足チャートの下に描かれます。