信用買いでも配当金は受けとれる?


信用買いとは、証券会社からお金を借りて株を買う取引です。
委託保証金とよばれる担保を証券会社にいれる必要がありますが、自己資金の約3倍の取引が可能なので、
手持ちの資金では手が出ないような東証一部の銘柄も、信用取引を利用すれば買えるようになります。
借りたお金にたいして金利が発生しますが、現物買いよりも売買手数料が安いことが多く、短期で返済する場合は信用取引のほうがコストを低く抑えられる場合があります。ただし、現物取引は買った株をずっと持ち続けることができますが、制度信用取引では、6カ月以内に返済しなければならないという制限があります。

信用取引で買った株は、証券会社または日本証券金融に担保として差し入れるため、株主としての権利を行使することはできません。株主の権利には、配当を受け取る権利や株主優待がもらえる権利、株主総会に出席して議決権を行使する権利があります。
したがって信用取引の買い方は、企業から配当を受け取るとることはできません。
ただし信用取引の買い方は配当相当額を配当調整金という名目で受け取ることができます。配当は会社がもうけた利益の中から支払われるので、理論上、権利落ち日には株価から配当に相当する額がさがります。この下がった分は売り方の儲けとなるので、この分は買い方に支払って調整されることとなっています。

配当調整金を受け取るためには、権利確定日(決算日)に株主名簿に記載されている必要があります。
権利確定日に名簿に記載されるためには、権利確定日から3営業日前までに買い建てる必要があります。営業日とは証券取引所が開いている日のみをさし、土日祝日は含みません。



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