株の売り買いの注文は証券会社に対して行いますが、実際の取引は証券取引所によって行われています。証券会社は、投資家と証券取引所との間での株の売買を取り次ぐ役割をになっています。株の売買ができる時間のことを立会時間といい、その時間は平日の以下の時間です。また午前中の立会時間を「前場」、午後の立会時間を「後場」といいます。立会時間の中で最初に売買が成立した時点のことを「寄付き」といいます。前場の終わりを「前引け」、後場の終わりを「大引け」と言います。
- 東京証券取引所 前場9:00~11:30 後場12:30~15:00
- 名古屋証券取引所 前場9:00~11:30 後場12:30~15:30
- 札幌証券取引所 前場9:00~11:30 後場12:30~15:30
- 福岡証券取引所 前場9:00~11:30 後場12:30~15:30
証券会社が投資家から注文を受け付ける時間帯は証券会社ごとに異なりますが、ネット証券であればメンテナンスなどを行っていない時間帯であれば24時間受け付けているところが大半です。
営業日は月曜日から金曜日までの平日で、土曜日と日曜日、祝日は休みとなっています。
証券取引所を通じて一般の投資家が、会社の株式を自由に取引ができるようになることを上場といい、その会社を上場企業といいます。上場の種類には審査の厳しさに応じて市場が区分されています。
各証券取引所の市場区分は、下記のとおりです。
- 東京証券取引所 → プライム、スタンダード、メイン
- 名古屋証券取引所 → プレミア、メイン、ネクスト
- 札幌証券取引所 → 本則市場、アンビシャツ
- 福岡証券取引所 → 本則市場、Q-Board
グロースからプライムに上がるなど、上場の区分が変わることを指定替えといいます。また上場廃止の恐れがある株を監理ポスト、上場廃止が決定した株を整理ポストと言います。
海外の主な証券取引所と、立会時間は次の通りです。
- ニューヨーク証券取引所 現地時間 9:30~16:00 (日本時間 23:30~翌日6:00、サマータイム22:30~翌日5:00)
- NASDAQ 現地時間 9:30~16:00 (日本時間 23:30~翌日6:00、サマータイム22:30~翌日5:00)
- ロンドン証券取引所 現地時間 8:00~16:30 (日本時間 17:00~翌日1:30、サマータイム16:00~翌日0:30)
- 上海証券取引所 現地時間 9:30~15:00 (日本時間 10:30~16:00)