スクリーニングでよく見かける用語(投資指標や財務指標など)の意味を簡単に解説します。
- ROE 株主資本利益率ともいいます。株主が出資したお金(株主資本)でどれだけの利益を上げたのかを見る指標。ROE=(当期純利益÷株主資本)×100で求められ、この数値が高いほどより資本効率がいい会社といえます。欧米を中心とした外国人投資家は、ROEを重視しているともいわれています。
- ROA 総資産利益率ともいいます。会社の総資産をつかって、どれだけ利益を出せているのかを見る指標です。ROA=(当期純利益÷株主資本)×100で求められます。この数値が高いほど、会社資産をつかって効率よく利益を生み出せている会社といえます。
- EPS 一株当たりの利益。1株利益ともいいます。
- BPS 一株当たりの資産。
- 配当利回り (1株あたりの1年間の配当金額÷1株の購入金額)×100で求められる数値。株価に対する配当金の割合を示す指標。他社と比較するときに使用します。
- 時価総額 発行済株式総数×株価で求められる値。その会社で発行されたすべての株式の合計金額で、会社の規模を表しています。
- PER 株価収益率ともいいます。PER=(株価÷1株当たりの利益)×100。株価が一株当たりの利益に対して何倍あるのかを示す指標で、この値が小さいほど割安、大きいほど割高と見ます。
- PBR 株価純資産倍率ともいいます。PBR=(株価÷1株当たりの純資産)×100.株価が1株当たりの純資産(株主が純粋に出資した分のお金)に対して何倍であるかを示す指標で、この値が小さいほど割安、この値が大きいほど割高と見ます。一般的には1を基準にこれより大きければ割高、これより小さければ割安と見ますが、同業他社と比較して割高割安を比較することもあります。
- 売上高 会社が製品やサービスを販売して得られる代金。
- 営業利益 売上高から仕入れや生産にかかったコストと販売にかかった費用を差し引いた金額。
- 経常利益 8の営業利益から、営業外の収益を加えた額(利息や配当など)ー営業外の費用を差し引いた額(利子など)で求められる値。
- 純利益 当期利益、当期純利益、最終利益ともいう。9の経常利益から特別損益(通常の業務以外の損益で災害の寝室や固定資産売却による損益など)や税金を引いた額。
- 発行済株式総数 会社が発行した株式の総数
- 単元株数 一回の取引で購入に必要な株数。1単元100株と書かれていたら、100以上から購入できるという意味です。
- 有利子負債 利子をつけて返済しなければならない借金のこと。
- 自己資本比率 総資産に占める株主資本の割合。この比率が高いほど負債よりも資産が占める割合が高く、会社の安全性をチェックする指標として使われています。
- 営業キャッシュフロー 営業活動によって稼いだ現金及び現金同等物。キャッシュフロー計算書を見れば、現金及び現金同等物の流れをチェックできます。
- 投資キャッシュフロー 株や債券を購入したり、資産を売却するなど投資活動によって得た現金及び現金同等物。
- 財務キャッシュフロー 借り入れなど財務活動によって得た現金及び現金同等物。