上のローソクのような形をした図は株価チャートで使われるローソク足と呼ばれるものです。これは一定の期間の株価の動きを表すもので、ローソク足一本でその期間の株価の始値(はじめね)と終値(おわりね)、高値と安値を表しています。1分間の株価の動きをローソクで表したものを「1分足」、5分間の株価の動きをあらわしたものを「5分足」と呼びます。そのほかローソク足には、15分足、時間足、日足、週足、月足などがあります。胴体から上下に伸びた線をヒゲといい、中央の白と黒に塗りつぶされた四角形を胴体と言います。
- 始値 その期間内の取引で最初に売買が成立した時の株価。一日のはじめや後場の初めに値がつくことを寄り付きといいます。
- 終値 その期間内の最後の取引で売買が成立した時の株価。
- 高値 その期間内の取引の中で最も高い値段を付けた株価。
- 安値 その期間内の取引の中で最も安い値段を付けた株価。
始値から終値にかけて株価が上昇して終えたときは胴体を白色で塗りつぶします。この場合を陽線といいます。逆に始値から終値にかけて株価が下落して終えたときは胴体を黒で塗りつぶします。この場合は陰線といいます。
ローソク足の形を見れば、その期間どのように株価が動いたのかをおおよそ推測することができます。
株価の動き方によってローソク足は様々な形に変化します。その形によって、次の株価の動きを占うこともできます。有名な形には次のようなものがあります。
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※株価が上がり続けていた時にでこの形が出たときは反落のサインとなります。 |
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※株価が下がり続けていた時にこの形が出たときは反転上昇のサインとなります。 |