空売り(信用売り)された株のうち、まだ買戻しされていないものの比率を空売り比率という。
計算式は、空売りされた株数÷1日の出来高(売買高)で求められる。
信用売りされた株には現物株にはない貸株料や逆日歩といったコストが発生するので長く持てば持つほどコストがかさみやすいといった性質があります。空売り比率が高くなれば、買戻しへの期待が膨らみ株価の反転上昇を示すシグナルとなることがある。
空売り比率は東京証券取引所のWEBサイトから下記のような1日ごとの集計を閲覧することができる。
年月日 | 実注文 | 空売り/価格規制あり | 空売り/価格規制なし | 合計 | |||
売買代金 | 比率 | 売買代金 | 比率 | 売買代金 | 比率 | ||
2016年9月28日 | 1,289,985 | 60.2% | 697,105 | 32.5% | 155,559 | 7.3% | 2,142,649 |
実注文は、現物株が売られた売買代金と比率を表している。
空売り比率は、価格規制ありと価格規制なしの比率の合計値をいう。2016年9月28日の空売り比率は、39.8%である。
価格規制とは、51単元以上の空売り注文を、直近公表価格以下で発注するときに発動されるアップティックルールのこと。価格規制ありの数値は、主にヘッジファンドといったプロ投資家が行った空売り割合あらわしている。