長期金利が上昇すると、なぜ株価が下がるのか?


財政出動などで国債の発行が増加し金利が上がると、株の配当と債券の金利との差が小さくなります。そのため(1)これまで株に流れていた資金の一部がポートフォリオのリバランスなどで債券に流れたり、(2)金利が上がれば株価も下がるだろうという思惑が重なって、株価が下がることがあります。
銀行などの金融セクターは、金利の利ザヤで稼いでいるウエイトが高く、金利の上昇が追い風となることがあります。

ポートフォリオのリバランス

事例

2021年2月25日 コロナ対策のための追加経済対策による財政出動で、米国債の発行増が見込まれて国債の価格が下落。ワクチン接種が進み景気回復が期待されたことも重なって、アメリカの長期金利が大きく上昇しました。
2021年2月26日 アメリカと日本の長期金利の急上昇をうけて。日経平均株価が一日で1202円下落しました。



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