決算短信において、通常、「営業利益」と「経常利益」の2つの指標で表していたものを、会社によっては、「調整後営業利益」「営業利益」「税引前利益(または税引前四半期利益)」の3つの項目にわけて発表しているケースがあります。
項目を3つに分けているわけている会社では、
- 調整後営業利益=売上高ー売上原価ー一般管理費
- 営業利益=調整後営業利益+その他損益+持分法投資損益(※)
- 税引前利益(または税引前四半期利益)=営業利益+営業外損益
のような計算式で算出しています。税引前利益は、経常利益と同等のものです。
※持分法投資損益とは、連結子会社に含まれないグループ会社の損益を出資比率に応じて組み入れる損益のこと
事業再編(子会社の売却など)の影響を加味するなど、経営の実態をより正確にあらわすために、調整後営業利益という項目を新たに設けていることがあります。